主の御名を賛美します。
イースターを過ぎ暦の上では春ももうすぐお終いです。まだ肌寒さを感じる時もありますが、気温が上がると何となく気持ちも安心する感じがします。そんなよい季節を迎えましたが、関西では新型コロナウイルスの脅威はますます強くなっています。教会では新年度の行事計画も立てられないことが残念でなりません。とりあえず、毎週の礼拝に集中していきたいと思います。
パウロは「私たちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ていますが、その時には、顔と顔とを合わせて見ることになります」と語ります。先行きが見通せないことは不安ですが、必ず「その時」が訪れると励まされます。「その時」とは、この不安な時間を過ごす中でも常に神さまの愛がわたしたちを包んで守ってくださってことを知る時です。時間の経過の中で預言や知識は廃れても、愛は決して滅びないと、つまり神さまの愛は現在と将来をつなぐ命綱のようなものなのですね。
一年を通した計画は立てられませんが、神さまの愛はコロナのその先に向かってわたしたちを導きます。身近にある愛にふれながら、新しい年度を歩んでまいりましょう。(斎藤成二)