主の御名を賛美します。
「蛙化(カエルカ)現象」という言葉をしばしばネットで見かけます。思いを寄せていた人と恋愛関係が結ばれた途端に、特別な理由無く相手のことを(カエルのように!)気持ち悪く感じる気持ちになることだそうです。実際にそうなって悩む人が増えているのだとか。人間関係は本当に複雑で難しいなぁ、と思わされます。
実際に理由がない訳ではなく、関係性が近くなって今まで知らなかった相手の個性に気づいて、それが自分の気持ちを極端に変化させた、ということらしいです。だとすればそれは恋愛の関係だけでなく、様々な関係の中で起こり得ることです。自分の基準で隣人の個性を評価すれば、大きく評価を落とす個性だってあるでしょう。しかしそれはお互い様であるし、相手の個性をプラスかマイナスかだけで評価するのはもったいないことと思います。
創世記には「神は人を自分のかたちに創造された」とあります。人間の個性はすべて「神さまのかたち」の表現ということができます。向き合うべき相手に今まで知らなかった個性が見えたとしたら、その個性を通して神さまが大切な何かをわたしたちに
伝えようとしているのかもしれません。(斎藤成二)