主の御名を賛美します。
コロナ禍が始まってからの1年間で、世界は一気にネット社会に変貌しました。教育やビジネスだけでなく、わたしたちの礼拝もパソコンや携帯電話で視聴できる時代になりました。確かに便利であるし、時間やお金の節約にもつながります。しかし同時に、そのネット(網)からこぼれ落ちる人もいます。教会が心向けるべきはインターネットの世界で不特定多数に向かって効率よく網を投げることでなく、実際に出会った人々の言葉に直接耳を傾けることではないでしょうか?
パウロは福音宣教を「愚かな手段」と言いました。それは一人一人に直接出会ってその人の人生に耳を傾け、神さまのお守りを静かに祈るという非効率的な仕方で神さまの愛を伝えることを言い表したものです。イエスさまの宣教がまさにそうであるし、教会の志すべき宣教の姿もここにあります。
10週にわたる礼拝自粛を終え、3月7日より教会での礼拝を再開できますことを感謝します。まだまだ制約は多いですが、それでも実際に教会の交わりを持てることは大きな喜びです。ぜひ礼拝にお集まりください。 (斎藤成二)