2月11日、キリスト教会ではその日を「信教の自由を守る日」と呼びます。国の法律で定められた「建国記念の日」という呼称は紀元節による日本神話の要素が強いこと、そして戦時中に天皇を神と崇めることを強制され、激しい宗教弾圧が起こったことへの戒めとして「信教の自由」を敢えて強調するのです。今の時代にそんなことを言わなくても・・・、と思うでしょうか?
イエスさまは「私が来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない」と言われました。歴史的経緯のあることを意味なく蔑ろにする者は、「神の国で最も小さな者と呼ばれる」とも語ります。神の国は、過去を無視するのではなく、過去から学ぶことによって建てられていくのです。それは痛みを受けた人を忘れない、ということです。
イエスさまはまさに痛みをその身に受けた人でした。その痛みは、本来わたしたち人間が受けるべき痛みです。二度とイエスさまを十字架にかけないために、神さまではないものを神さまとして崇めてしまった過去を忘れてはなりません。

(斎藤成二)